大地から
さて、モンゴルといえば、乗馬でしょう。チンギスハーンのように馬を乗りこなしてみたいものです。暴れん坊将軍でもいいけど。。。
準備。荷物は少なくするように言われたので、水とカメラと休憩のときに食べる飴。雨は降らなさそうなので、雨具は置いていこう。斜めバッグは肩から落ちちゃうので、リュックにしてください、とのことだったのですが、みんなでひとつのリュックに荷物をまとめることにした。こうしておけば、遊牧民さんが持ってくれるんだって。
服装。シャカシャカ音のしないもの。白や蛍光色はダメ。日差しが強いので、長袖がベスト。帽子は飛ばないように工夫をしておく、スカーフは飛んじゃわないように、しっかり結ぶ。靴は底がギザギザしていないもの。ブーツがなくても、脚カバーを貸してもらえるらしい。あれ?お隣のゲルのT氏、ハーフパンツで来たけれど、大丈夫なのかなあ?あっ、やっぱり長いパンツに履き替えて下さいって、言われている。サンダルもダメだって。
① 馬のお尻に近づいてはいけません。蹴られます。
② 馬は頭を左に、右側から乗り降りをします。左側は嫌がる馬もいるので、絶対にダメだって。乗り降りは遊牧民が手伝ってくれるので、一人で勝手にしないこと。
③ 手綱は手にからめないで、持つ。
④ 鐙(あぶみ)に足は深くいれない。指の付け根くらいまで入れる。
⑤ 馬の上で奇声をあげたり、オーバーな動きはしない。馬がびっくりしちゃうんだって。
⑥ 草原にはねずみの穴とかがあるので、走るときには、走っていい場所なのか確認してから!
⑦ 走りたいけれど、遊牧民のOKが出ないと、ダメな時もあるので、ご了承をだって。。。さりげなく、チェックされるらしい。。。
⑧ 馬は生き物!クルマのようにハンドルを右に回すように手綱を右に引っ張っったからって、右に曲がるものじゃない!お腹が空いたら、草を食べようと頭を下げるので、つられて自分が落ちないように、手綱を引っ張り、頭を上げる。
そして結局
習うより慣れろ!それがモンゴル!
スタッフや遊牧民に手伝ってもらって、馬に乗る。たっ高い。モンゴルの馬はサラブレッドより小さいというけれど、乗ると思ったより高い。。。あっ、揺れる。歩いているだけなのに、右に左に揺れる。ちょっとドキドキするよー。引いてもらって、馬止め場を一周する。あっ、少し慣れてきた。乗馬のコツは、リラックスすること。深呼吸して、ちょっと鼻歌を歌ってみた。意外と気持ちイイかも。お馬の親子は仲良しこよし~。ちょっと周りを見る余裕が出てきたぞ。
みんな馬に乗り終え、早速出発。まずは遊牧民に引いてもらって、いってきまーす。
ガイドさんを通して遊牧民に質問をしたり、モンゴルの歌を歌ってもらった。今度は日本の歌を歌って、なんて言われてしまった。そこで、「あるー日、森の中、クマさんに、出会った~」と歌ったら、遊牧民、大うけ。なんで?なんで?ガイドさんに聞いたら「アルヒ」ってモンゴル語でお酒という意味らしい。ええっ、別に私飲んベェじゃないよーー。
なんて、話している内に小さな丘の上に到着。ここで休憩らしい。馬から降りたら、他の馬のお尻にも注意しながら、馬の群れから離れる。あっ、丘の下には川が流れている。風が気持ちいい~。馬糞も気にせず、地面に座る。あれっ、もうすでに筋肉痛??
モンゴルじゃんけんとか、小石の数当てゲームとか、遊びを教わって、結構盛り上がった。おかげでモンゴル語で数が言えるようになったよー。
帰りは、川沿いを進んだ。羊の群れが水を飲みに来ていた。その横で、子供たちが水遊びをしている。濡れた服は、そのまま草の上に広げている。あっという間に乾いちゃうんだって。あんな小さい子でも、もう一人で馬に乗れるんだ。日本の子供の自転車と同じ感覚なのかな?
のーんびりといい気持ち。午後は遊牧民のゲル訪問だって。お土産を忘れずに持っていかなくちゃ。ところで、私走れるかなあ?遊牧民に聞いてもらったら、明日ちょっと走ってみようか?だって。ヤッター。でも、油断は禁物!
その前に、この筋肉痛、どうにかしなくちゃ。ゲルに帰ったらマッサージして、お昼ご飯を食べたら、午後の乗馬に備えて、お昼寝をして体力充電!