空から

朝5時起床。気球に乗るために早起き。ちょっと身震いするくらい寒い~。フリースを羽織って、トイレに向かう。外はまだ日が昇る前。薄暗い中、ゲルでロウソクをつけて、気球の準備。軽装でってことなので、カメラと軍手だけ。ちょっとワクワク。

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時間になったので、外に出てみると、キャンプ場柵内に、気球が広げられていた。デカーイ!安全ベルトをもらって、腰に着用。準備OK!タバコなどの火モノは禁止。了解です。

声をかけられるまで、自由に写真を撮っていいということなので、カメラを構える。扇風機がまわりはじめ、気球の中に空気が送られていくと、少しずつ膨らんできた。ある程度膨らんだら、バーナーでもっと膨らます。音が予想以上に大きくて、ビビッタ~。寝ているお客さん、ごめんなさーい。あれよあれよと言う間に、気球が立った。

 

 

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「乗ってくださーい!」という声で、早速気球に乗り込み。ここは、ずーずーしく「写真撮ってくださーい!」とお願いして、気球搭乗写真を撮ってもらう。カメラをちゃんと返してもらって、いざ出発!

ふんわりとそれでもってぐんぐん上がっていく。気がついたら、日の出。大きな太陽が山の向こうから上がってきた。ビューティフル!

空から見たら、キャンプ場の敷地内にUNDURSHIREETって地面に書いてあった。どこに書いてあったかって?それは秘密。気球に乗って探してみてね。

 

気球から

 

トーラ川が地上からは想像できないほど、くねくねしている。今日の風は、北に向かっているとのこと。そうすると村方向に進むことになるらしい。南に向かえ風だと橋のほうへ行くらしい。キャンプ場から北へ15キロ、もしくは南へ13キロ行かないと、川を渡る橋が無いらしいので、川を越えそうな風の日には、キャンプ場から離れたところで飛ばすらしい。ふ~ん

お願いして、少し高く飛んでもらった。風任せなので、風に合わせて高さを選んで飛ぶらしい。もう、みんな豆粒だ。下に下りてきたら、ゲルの横にまだ羊達がお休みしていた。家畜を脅かさないよう、家畜のそばを通るときには、大きな音のしないバーナーを焚くんだって。あっ、それでも羊達が動き出した。どうするの?あっ、どんどんゲルから離れて行っちゃう。あっ、遊牧民がゲルから出てきた。やばーい、怒られちゃうんじゃないの??

 

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あっ、村が見えてきた。そろそろ、終点ですかー?そうらしい、もうそろそろ降りますって。気がついたら、トラックもちゃんとついて来ている。あれに乗って帰るのかな?降りてきたら、気球の影が地面に映っているのが見えた。なんか不思議。

着地直前になったら、カメラをしまって、手などはゴンドラから出さないように、との注意事項。はーい。ドキドキしたけれど、ふんわりと着地。今日は風がほとんど無かったらしい。風によっては、もう少しバウンドすることもあるんだって。

 

 

 

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あー、楽しかった~と思っている横から片付けが始まった。中に沢山空気を含んだ気球から空気を追い出している。踏まないように気をつけたら、手伝ってもいいって。スタッフに混じって、巨大な布と格闘。少し肌寒い朝に、この暖かい空気と適度な運動、いいかもー。気がついたら、大きな気球がコンパクトなっていて、トラックに積み込まれた。

楽しかった~、と思ったら、お腹が空いた。
さあ、キャンプ場に帰って、朝食食べるぞー。

気球のツアー例