春 はる ハル

2015年04月16日

 こんにちは。春になりましたね。
 モンゴルは微妙な春です。

 そうそう、今年は何年ぶりかにモンゴルでは、サマータイムが復活しました。
 ですので、モンゴルと日本は同じ時間です。時差0。
 せっかく、朝起きる頃に朝日が差し込み始め、春になった~と喜んでいたのに、また暗ーい朝に戻ってしまいました。しかも、夜も21時くらいまで明るいので、ナランも外で遊んでいると帰ってこない。。。そして、翌日起きれないの悪循環で、なんで復活したのだーーー!とぼるふ~はご機嫌ナナメです。

 3月末は遊牧民の稼ぎ時。ヤギの毛梳きをして、そのカシミヤを売ります。ナランの春休みに合わせて、草原に行ってきました。4/4に戻ってくるつもりが、なんとありえないくらいの猛吹雪。4/3の夜中から始まった吹雪は4/4の夕方まで続きました。とにかく、5m先くらいまでしか見えないので、その日は家畜は柵にいれたままで、家族みんなでゲルでじーっとしてました。夕方、日が沈む頃になって、雪は降っているのですが、風が止みました。夕日がほのかにピンクで綺麗でした。戌年のナランは、ご機嫌で雪の上をコロコロと飽きずに転がり続けておりました。
 その翌日は、お天気はとっても良かったのですが、激寒でした。とにかく、サムイ。昼間もサムイ。
 村までの道は、雪が深く、我が家のトラックでは行けず。ナランも私も月曜日のサボり、決定。(ちなみに4/6にバスで帰った時も、村の北側でスタック。。。。いつもは4時間のところを7時間かけてウランバートルへ行きました。)
 そのサムイ夜、生まれた子家畜の世話をしに、サンボーと一緒に外に何時間もいたナランがゲルに戻ってきた時には、唇だけではなく、顔の下半分が真っ青でビックリ。おもわず「青いアメなめた?」と突っ込んでしまい、ナランににらまれました。翌朝まで、その顔色は続き、結構ドキドキハラハラしちゃいました。

 今回の猛吹雪で、村の北側では300頭の羊、山羊が死んだそうです。
 我が家では、羊1匹と子山羊3匹、子羊2匹が死んでしまいました。皆寒くて、おしくら饅頭状態になり、小さい子の上に乗ってしまったりするんです。
 ナランが言った一言。「羊や山羊に生まれなくて良かった。」ちょっと、せつなくなりました。