草原でのツァガーンサル(旧正月)

2015年02月26日

今年のツァガーンサルは2/19でした。私は大晦日の前日にバスに乗って草原へ。ナランは授業をサボって、一足先に草原に帰ってました。実は、サンボーと結婚して初めての草原でのお正月なのです。今までは、冬はナランと私はウランバートルにいたので、サンボーがウランバートルに来てくれて、いつもウランバートルで過ごしていましたね。でもその内、サンボーは都会の正月はつまらんと草原で過ごすようになり、私は仕事がいつも大晦日まであって、草原に行けずで、別々に祝ってました。これではイカンと今年は1年前から休みを申請し、念願の草原へ。

バスで村に着いたら、知り合いに会う度に「ぼるふ~、今日は夜中まで座る暇ないぞ」と言われまくり、ドキドキしてゲルに入ると、確かにスゴイ。ひっちゃかめっちゃか。ということで、家の中にある物はぜーんぶ外に出し、大掃除を始めたのですが。。。お兄さんのバイラーは先日買ったテレビの配線がうまくいかないのが、気になってしょうがない。ザガを呼んできて配線し直し、テレビは映ったものの、今度はバイラーとナランがテレビから離れない。コラーッと怒鳴って、外のゴミ拾いへ。その内、夕方になり、大晦日名物のモンゴル相撲の中継が始まった。今度はサンボーまでもが座り込み。今日中に準備、終わるの??

相撲を見ながら、オーツ(羊の背肉?)を蒸していたのだが、鍋の中に落としてしまい、まっすぐでなくてはならない背肉が曲がってしまい、板と重石を乗せて真っ直ぐに。。。シッポの毛を毟って取るのも失敗して、それは無残なシッポに。。。それは、まるでコメディー映画のようです。悪戦苦闘していると、ザガとバタが、大晦日を祝いにやってきた。「えっ、まだ準備終わってないの?」と目を丸くする二人に「はいはい、手伝って」と手伝わせ、やっとボーズを蒸して、一息つくと、なんと時間は夜中の1時。すみません、年明けてますけど。。。

ナランママ、ただいま子ヤギ、子ヒツジの授乳中。

新年一日目はさすがに日の出前に起きて、サンボーは挨拶周りに乗る馬を捕まえに、バイラーとナランは山に捧げ物を供えに行きました。新年の挨拶を家族でして、ボーズを食べて、さあ新年の挨拶周りに!というわけにはいきませんでした。今年は早く小家畜の出産が始まり、すでに50匹の子ヤギと10匹の子ヒツジ。となると、子ヤギの乳飲みのお手伝いの仕事があります。おまけに放牧に出す前に、体力的に放牧についていけない子供達を置いていくための、分ける作業があります。柵が壊れた我が家では、ひたすら走って捕まえるのみ。生まれたばかりならともかく、少し大きくなった子供達はすばしっこい。皆は両手に抱えているのに、私はヘッドスライディングしてかろうじて一匹捕まえるという感じ。スクワットの重要性を感じます。

全ての作業を終え、バイラーに放牧をお願いして、新年の挨拶周りに出発しました。久々に3人で馬でお出かけです。ジャンバルさんとミジさんのお家に行って、ボーズを食べて、おしゃべりして。昔ほどは、アルヒ(ウォッカ)を無理やり飲ませることのなく、快適に楽しんでいたのですが、新年3日目の競馬の練習をしたい、とサンボーが言い出し、本日の挨拶周りは終了。

ゲルに帰って、競争馬を連れて、平らな道が続くところまで移動です。サンボーが調教しているのは、種馬と5歳馬。ナランは、この5歳馬に乗るのは初めてということで、怖がっているから、私に一緒に走れ、とサンボーが言うではありませんか。いいのー?と喜んだものの、練習とはいえ、5、6km。ゴール地点から出発地点まで、早足で行くのですが、それがキツイ。この走りは足にもお尻にきます。正直こんな走りで、ナーダムだと20km位行くのですから、エライです。結局ナランに励まされながら、スタート地点に到着。ここから、スタートです。駆け足は早足と違って、サイコーです。気分爽快。ナランには置いていかれ悔しいけれど、気分はいいので、思わず歌を口ずさんでしまいました。なぜか出た曲は「ござーる ござるよハットリ君は~~」。忍者ハットリ君の歌でした。誰も見ていないようで、どこからか見ているのが草原。翌日、ナランと一緒に走ってたのは誰?と聞かれ、あたし、あたし~!と手を挙げたところ、大爆笑。サンボーは奥さんをこき使うな~って。

ちなみに、本番のレースでは種馬はビリ。5歳馬では50頭くらい出場したのですが、真ん中位でした。今回は調教できていないサンボーに非難集中でした。。。

そんなこんなで過ごした5日間でしたが、何せ子家畜の世話が忙しくて、お正月をあまり実感できなかったですね。それでも、久々に草原の皆に会えたのは、嬉しかったです。もっと会いたい人はいたのに、会えなかったのは残念。

気分一新できたお正月でした。

みんな、挨拶に来てくれました~
1ヶ月前に産まれた子犬。右がペコ。真ん中がハチ。左の子は、名前考え中。
流行の歌手ジャフランを真似した帽子。でも、草原で被っていたのはナランだけ

コメント

昼休み、ぼるふ~草原記を久しぶりに見たら、ツァガーサンサルについての時期がアップしてあって、楽しく読ませてもらいました。
男どもが役に立たず、久子が一人てんやわんやしている姿が想像できて、本当におかしかったです^^
結局、ボーズは何個作ったの?
久子の作ったボーズ、いつか食べてみたいです。

そういえば、先日本屋で最新版の『地球の歩き方 モンゴル』を見ました。
乗馬している場面の遊牧民は、たぶんサンボーだったと思う。
今年もたくさんのお客様がウンドゥルシレットに来てくれるといいね。
私も久しぶりに、モンゴルに行って現実逃避したいです(笑)

from chimgee