草原記
放牧で迷子
よく、何をやっても上手くいかない人って、いませんか? 私はまさに、「それ」です。 キャンプ場の仕事が終わり、数日間サンボーと草原にいたのですが、サンボーが馬を探しに行くというので、私が羊の放牧へ。今日の大きな課題は、水を…
愚痴
遊牧民の一番の稼ぎ時から、すでに1ヶ月が過ぎました。そう、カシミヤの毛梳きの時期でした。結構な金額を手にする時です。お目目にtg(トゥグルグ)マークが飛ぶ時期です。3月末のナランの春休み1週間、カシミヤの毛梳きをするバイ…
草原でのツァガーンサル(旧正月)
今年のツァガーンサルは2/19でした。私は大晦日の前日にバスに乗って草原へ。ナランは授業をサボって、一足先に草原に帰ってました。実は、サンボーと結婚して初めての草原でのお正月なのです。今までは、冬はナランと私はウランバー…
見つけた狼の脂
モンゴル人は、ホントに良い人が沢山です。 私が肺炎で大変だと聞いて、以前一緒に働いたことがある人が狼の脂をgetしてくれました! せっかく見つけてくれたコレを使わなくては、女が廃る?と早速、治療開始。ただ、狼の脂を背中に…
モンゴル究極の治療
モンゴルにはまって、早15年。その間、なにかある度に耳にした治療方法。まさか、自分の身にかかってくるとは思わず、大爆笑していた浅はかな私でした。 6月になると同時に、私はバスに乗って草原に向かいました。バスに乗ると同時に…
ソーリーソーリー
春は家畜の出産ラッシュである。ある日、ナランと放牧に出た。まあ、生まれるわ、生まれるわ。山羊の赤ちゃんが5匹に、羊の赤ちゃんが1匹。生まれた赤ちゃは、大きな肩掛けカバンに入れて、連れて帰る。 連れて帰って、赤ちゃん用の柵…
まじですかー
遊牧なんて、頭でわかっていたけれど、実際にやってみると、あまりにも羊や山羊が言うことを聞かなくて、落ち込んで思わず地面に膝をついてしまうこと、何回。 どうにか、1人で遊牧できるようになった頃、サンボーがナランを連れて隣村…
かまれた
2003年8月22日。その日は快晴だった。お客さんもいなかったので、近所のミジさんのお家にお泊りに行っていた。今日はお父さんの誕生日なので、村から国際電話をするつもりだった。 ミジさんの家は、今年から凶暴な番犬を飼った。…
めんどうだ
モンゴルで生活するのは、意外と面倒である。何がか、って?習慣が、だ。 足を踏んだら、握手する。 必ず、右手で物の受け渡しをする。 ゲルに入る時に、ムチを持って入ってはいけない。物を背負って入ってはいけない。 頬杖をついて…
はれた
2001年 9月、朝起きると目が腫れていた。鏡を見ると化膿している。ものもらいだ。 キャンプ場のスタッフに見せると、白いものを見てはいけないというので、サングラスをすることに。鼻が低いので、何かする度に落ちてきて、仕事に…